人とチンパンジーの間・・・・ボノボ

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ボノボという猿を知っていますか?
ボノボは、人間とチンパンジーが共通祖先から分かれた後、およそ200万年ほど前にチンパンジーと分岐した類人猿です。
頭胴長約60cmで、小型で手足の長いのが特徴。
アフリカのコンゴに生息しています。
しかし、他の類人猿と同じく、絶滅危惧種として国連で指定され7000頭程しか生息していないようです。
理由としては人間による森林伐採や乱獲、ペットや地元原住民の食料?(『森の肉』ブッシュミートと呼ばれ、市場で売られているが非衛生的でデング熱やエボラ出血熱等の風土病の感染源の一部になっている)
彼らの行動を見ていると何処かしら人間くさいところがあります。
例えば
・数十メートル先から直立二足歩行で餌を持ってこられる。
(他の類人猿はできない)
・餌を採るための道具を工夫して製作する。
・ヒトと同じように相手を気遣い、泣いたり笑ったりする。
・食べ物を与えれば数頭の仲間で均等に分け合う。
・チンパンジーのサル社会では暴力等の力による序列関係で形成されるが挨拶の 代わりに固体同士、互いに抱き会う??・・・・・・ことで無用な争いを避る。
 何故、このような生態や行動になったのでしょうか?
アフリカ大陸コンゴ盆地東部の熱帯雨林にのみ生息する彼らは限られた地域の中で外圧(外敵)の脅威から開放されると同時に、外圧に適応する為の力の序列秩序を必要としなくなり、群れの秩序を破壊する性闘争を封じる手立てとして、親和関係による秩序維持に可能性収束したのだと思われているようです。

更に人間による飼育下では
・人間の言葉を理解でき、意思の疎通を図ることができる。
・衣服を着ることができる。
・ほうきを使って掃除が出来る。
・テレビを見て関心を示す。
以上の事からまるで人間の基本的な行動や学習を学び取り、試しているのである。賢い類人猿いや、人類である。